【さまよえるスコス展】 |
||||
■■■■■ お札 ■■■■■ お札にはその国の文化や社会、経済など、その他全ての「国家」が凝縮されているということで、今はもう流通していない伝説のフランス紙幣、「サン・テグジュペリの星の王子様50スイスフラン」をご紹介(P.83)。それ以前のフラン紙幣はもっさりとした紙幣でしたが、このお札からはオサレ度が驚くぐらいに「ググっと」アップグレードします。星の王子様のイラストはお金にも印刷されており、このような紙幣が実際にあったことにとてもうれしくなります。イラストは前・後ろでピッタリ合わさるように作られます。その他、当時の最先端技術がたくさん盛り込まれており、世界史の中でも心がときめく唯一の紙幣です。  「文房具と旅をしよう」では、「象を飲み込んだウワバミ」の話の記載はありませんでしたが、これを見てなんと思うでしょうか？帽子ですよね。  星の王子様の中では、「象を飲み込んだウワバミ」となっています。象を飲みこんだ蛇のカタチに見えるという少年の頃の発想のお話があり、恐らく子供の頃の柔軟な発想をいつまでも忘れないようにとの思いで50フランにもステキなロゴで印刷されているのかもしれません。でも、この発想は子供の頃でも思いつきません。 ※フィギュアはメディコムトイ製・UDF 星の王子様 象をのんだうわばみ です。スコスでは販売していません。  現在はフレンチフランからユーロへの交換は終了しております。 また、こちらももう流通していない伝説のお札10ギルダー(P.96)。摩訶不思議なバーコードが印字されたベルギーの紙幣は、通常、偽造防止用に人物のイラストが表示するのが常識なのですが、ベルギー紙幣ではそれを廃止して文様だけで作られおります。こちらも常識にとらわれないアバンギャルドなデザインです。  現在のヨーロッパは、ほぼユーロ紙幣なのでゴート札のうま味がなくなったカリオストロ王家にとってはかなりの痛手ですが、EC統一通貨は最初ユーロではなく、ECU（エキュー）という名前で呼ばれて検討されていて、疑似紙幣としてセルビア万博で配布されました。  私の大好きな書籍で参考文献にも記載あります「お札の文化史（上村俊）」(P.149)も展示しております。 ■さまよえるスコス展 ■さまよえるスコス展のイベント情報 |
 |
|||