【さまよえるスコス展】
 


■■■■■ ユーロ通貨 ■■■■■

 当時はまだ統一通貨ユーロ統合前でヨーロッパが「古いヨーロッパ」と揶揄されていた時代です。フランスからイギリスに行くには「フレンチフラン」から「イギリスポンド」に両替。フィンランドからオランダに向かうにも「マルッカ」から「ギルダー」に交換が必要でした。せっかくヨーロッパに行ったらいろんな国々を周遊したいところですが、国をまたぐごとに通貨の両替が必要でした。私たちはお札の管理を「ホットドック袋」に入れて国ごとに整理していました。単一通貨になった今は「ユーロ」一つで回れて大変便利です。ヨーロッパ人は「ユーロ」を「オイロ」と発音します。最初の頃は「ユーロ」と言っても通じなくて何のこと?って???で「オイロ」と訂正されました。現在はイギリスのブレグジットの欧州連合からの離脱が話題になっていますが、統合前は「船頭多くて〜」「欧州のパッチワーク」などと呼ばれていて、ガバナビリティーが不安定ですぐに瓦解するなどと否定的に意見が多かったのを覚えています。今も昔も経済評論家とは、もっともらしく、そして適当であります。で、欧州連合は、ギリシャや難民、カタルーニャ、英国・・・いろいろ山積ですが、それなりにうまく機能しているように思います。これからどうなるのか?わかりませんが・・・。でも、同じ島国の国民性から考えると、国の主権が弱まり、物事が大陸国家で決められることに英国民は我慢ならなかったのだと思います。イギリスの欧州離脱はマイナス要素で語られることが多く、短期的にはマイナス多しということは間違いありませんが、これを機に、英国が脱欧州で内向きのアメリカの逆張りで再び日の沈まない国として世界の海をまたぐ海洋国家として輝く可能性もあります。実際にTPPに参加予定であります。こればっかりはどうなるかわかりませんが、未来に答えがでます。



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